漢方相談ビフォーアフターを紹介するコーナーです。
30代後半の女性です。
結婚して6年になりますが、子宝に恵まれません。
病院では子宮内膜症(チョコレート嚢腫)と診断されています。
人工授精を一度受けたことがありますが、うまくいきませんでした。
今後のことを考えて、漢方薬で妊娠しやすい身体作りをしたいとのことでした。
生理周期が短く、生理痛が強くてつらいとのことです。
また、生理時の血塊や不正出血もあります。
詳しく症状をお聞きしたところ、この方は「於血」と言って、血の汚れが原因で血流が悪くなり、子宮内膜症を悪化させていると考えられました。
そこで、血をきれいにして血の巡りを良くする漢方薬を中心に考えました。
漢方薬を服用してからすぐに体調が良くなったことを実感できたそうです。
身体が温まり、疲れにくくなりました。
生理も28日で来るようになり、生理痛も楽になったとのことです。
不正出血もなくなり、生理時の血塊もきれいになってきました。
漢方薬の服用を始めて、体調が整い、8カ月後に妊娠したとのことでした。
その後は、妊娠中でも安心して服用できる漢方薬に切り替えて、無事に元気な男の子を授かりました。
子宮内膜症は、子宮内膜以外の場所に内膜が増殖してしまう病気です。
不妊症の原因になることもあり、手術が必要なケースもあります。
ただ、そうしたケースでなければ、漢方薬を服用してみる価値は十分にあります。
漢方薬を服用してつくづく良かったと、赤ちゃんを抱いて嬉しそうに帰るご夫婦の姿が印象的でした。
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